最初に離婚を考えた時(58)
もしもあの義母じゃなかっ
たら、あんなに元夫に親身
にならなかったのに! 当時
は彼ママだった義母が自分
勝手でわがままな毒親だっ
たからこそ陥った悪循環
の続き
(これまでのあらすじ)
嫁いびりする義母と生活費を
くれない夫にふりまわされ
離婚を考え始めた嫁が、
幸せだったはずの昔を
思い出そうとしてみるが…
学費も仕送りも出さない
義母(当時は彼ママ)に代わり
同棲して新郎の生活費の
面倒をみてきたが、
卒業後も自立できずに
ダラダラと金を要求する
新郎。一向に返済して
もらえないし、
「やはり縁を切るべきか」
20世紀末、
私は悩んでいた。
そこで新郎に何度か
電話で返済を迫った
それで音信不通になる
ようならそれまでだ
すると予想外の
プロポーズが
飛び出した。
さっきまで別れる
つもりだったのに
何故OKしたのか
過去に戻れるなら
自分を問い詰めたい
理由はいくつかある
まず新郎は、外面が良く
見た目は合法ショタの
美少年でモテモテだった
学生時代、まだ一緒に
同棲し始める前にも…
真夜中にこっそり
忍び込んだ女の子が
真っ暗闇の中で、
新郎の枕元に潜んで
いた事があった。
新郎本人も驚いていて
「助かったよありがとう」
と言っていた。
お化けじゃなくて
よかった…。
一緒に暮らし始めて
からも、夜中の3時に
元カノから電話
見知らぬ女子中高生から
突然告白されたり…
とにかくモテモテ
競争心理とは
不思議なもので
他にも希望者がいる
と思うと、断るのが
惜しくなる。
競売と一緒だ
ついさっきまで
別れようとしてたのに
そんなモテモテの
新郎が選ぶ結婚相手が
自分でいいの?!
という喜びの方が
勝ってしまった
もちろん、仕事が
ツラかったのは認める
将来OLマンガでも
描く時のネタになれば
いいと思って
かわいい制服で決めて
大学卒業後内勤事務で
大手住宅メーカーに
就職したはずなのに、
建築現場で作業員の
仕事をしたりするのは
(主に体力的に)
とてもツラかった。
朝6時には出社して
建築現場で働いて
夜20時頃帰社してから
夜中2時ころまで
書類作成する事もあり
正直肉体労働がツライ
人事のエライ人に、
内勤事務で入社したはず
なのに現場作業員なのは
オカシイと直訴したら、
大卒は女子でも総合職
だから、嫌なら辞めれば
いい、という威圧的な
対応しか返ってこない
うっかりブラック企業に
就職してしまったらしい
最初から現場作業員の
社員募集だったら、
応募しなかったよ?!
結婚して、ごく普通の
レジ打ちパートに出る
生活がしてみたい。
多少素行に難ありでも
仲良く同棲して暮らした
実績のある新郎となら
結婚後もふたり仲良く
やっていけるだろう
そんな甘い見通しで
結婚を決めてしまった
それまで結婚のケの字も
出さなかった新郎が突然
結婚しようと言い出した
不自然さに気づかず…!
義母が陰で新郎に
結納金で借金を帳消しに
させるように入れ知恵
していた事は、この時は
まだ知る由も無かった。
モテモテな新郎を
取りあう競争心理
仕事がツライ
義母の悪だくみ
不運な条件が重なって
その後現在に至るまで
一生後悔する事になる
選択をしてしまった
運が悪かったとしか
言いようがない。
この際だからついでに
言わせてもらうと
義母と言えば…
(つづく)
もしもあの義母じゃなかっ
たら、あんなに元夫に親身
にならなかったのに! 当時
は彼ママだった義母が自分
勝手でわがままな毒親だっ
たからこそ陥った悪循環
の続き
(これまでのあらすじ)
嫁いびりする義母と生活費を
くれない夫にふりまわされ
離婚を考え始めた嫁が、
幸せだったはずの昔を
思い出そうとしてみるが…
義母(当時は彼ママ)に代わり
同棲して新郎の生活費の
面倒をみてきたが、
卒業後も自立できずに
ダラダラと金を要求する
新郎。一向に返済して
もらえないし、
「やはり縁を切るべきか」

私は悩んでいた。
そこで新郎に何度か
電話で返済を迫った
それで音信不通になる
ようならそれまでだ

プロポーズが
飛び出した。
さっきまで別れる
つもりだったのに
何故OKしたのか
過去に戻れるなら
自分を問い詰めたい

まず新郎は、外面が良く
見た目は合法ショタの
美少年でモテモテだった
学生時代、まだ一緒に
同棲し始める前にも…

忍び込んだ女の子が
真っ暗闇の中で、
新郎の枕元に潜んで
いた事があった。
新郎本人も驚いていて
「助かったよありがとう」
と言っていた。
お化けじゃなくて
よかった…。
一緒に暮らし始めて
からも、夜中の3時に

見知らぬ女子中高生から
突然告白されたり…

競争心理とは
不思議なもので
他にも希望者がいる
と思うと、断るのが
惜しくなる。
競売と一緒だ
ついさっきまで
別れようとしてたのに

新郎が選ぶ結婚相手が
自分でいいの?!
という喜びの方が
勝ってしまった
もちろん、仕事が
ツラかったのは認める

描く時のネタになれば
いいと思って
かわいい制服で決めて
大学卒業後内勤事務で
大手住宅メーカーに
就職したはずなのに、
建築現場で作業員の
仕事をしたりするのは
(主に体力的に)
とてもツラかった。
朝6時には出社して
建築現場で働いて
夜20時頃帰社してから
夜中2時ころまで
書類作成する事もあり
正直肉体労働がツライ
人事のエライ人に、
内勤事務で入社したはず
なのに現場作業員なのは
オカシイと直訴したら、
大卒は女子でも総合職
だから、嫌なら辞めれば
いい、という威圧的な
対応しか返ってこない
うっかりブラック企業に
就職してしまったらしい
最初から現場作業員の
社員募集だったら、
応募しなかったよ?!

レジ打ちパートに出る
生活がしてみたい。
多少素行に難ありでも
仲良く同棲して暮らした
実績のある新郎となら
結婚後もふたり仲良く
やっていけるだろう
そんな甘い見通しで
結婚を決めてしまった
それまで結婚のケの字も
出さなかった新郎が突然
結婚しようと言い出した
不自然さに気づかず…!

結納金で借金を帳消しに
させるように入れ知恵
していた事は、この時は
まだ知る由も無かった。
モテモテな新郎を
取りあう競争心理
仕事がツライ
義母の悪だくみ
不運な条件が重なって
その後現在に至るまで
一生後悔する事になる
選択をしてしまった
運が悪かったとしか
言いようがない。
この際だからついでに
言わせてもらうと
義母と言えば…
(つづく)
離婚編 登場人物補足
