飼い主(私)
3匹の愛猫と暮らす飼い主
親が転勤族で転校生だった
3匹の愛猫と暮らす飼い主
親が転勤族で転校生だった
転勤する親も大変だが
子供だって大変なのだ
なにしろ転校先が
命運を分ける。
仲のいい友達が
出来る事もあれば
転校先によっては
見ず知らずの上級生に
因縁をつけられて
石をぶつけられたり
よく知らない男子に
廊下ですれ違いざまに
下腹部を蹴り飛ばされる
暴行を受けるハードな
いじめに遭う事もある
結婚もギャンブル
みたいなものだが
転校もギャンブルだ
そしてだいたい
ありがちなのが
仲のいい友達がいて
転校したくない時は
転校する
理不尽ないじめで
苦しんでる時は
可能な限り全力で
登校拒否しつつ
次の転校を指折り
数えて正座待ち
なのに、そういう
転校したい時に限って
転校しない
なんなの死ぬの
この際だからついでに
言わせてもらうと
殴る蹴るの暴行を
加えてくるのは
全員よく知らない
男子ばかりで
顔や手足などの
見える部分ではなく
必ずアザの見えない
背中や下腹部を
狙われていた。
女子の手口はハブる、
悪口、持ち物を盗む
机やイス、持ち物に
傷をつけたり汚す、
つねる、髪をひっぱる
転ばせる、物を投げる
階段から落とそうとする
わざとぶつかってきて
逆に謝らせようとする、
水をかける等多種多様
親が抗議しても
いじめの事実はない
と言う教師たちを見て
こんなクズしかいない
教職にはつかないと
心に決めたし
当時成長期だった
この時期に、
下腹部を集中的に
殴られたり蹴られたり
したせいで、子供が
出来ないのではないか
と、今も疑ってるし
もし自分の子供が
同じ目に遭ったら、
と思うと
いたたまれない
気持ちになるから、
そういう意味では
子供がいない分気楽
という
現実も悲しいし、
二度とこの町の人間
には関わりたくないと
思っている、私が
酷いいじめを受けた
この町に実家を建てた
親の愛を疑った
よりによって
ここか!と。
だから今も、なるべく
実家に帰りたくないし、
前の結婚の時の、
離婚して実家に帰る
しかない状況の時ですら
実家に帰りたくなさで
躊躇してしまっていた
実際には、転校したくない
時に転校して、転校したい
時に転校できなかった、
親の仕事の都合以外では
食べ物に飢える事も無く、
寒さに震える事も無く、
欲しいものは与えられ、
何不自由なく育ったのに
不満を言うのはバチが
当たりそうだけど
滅多に里帰りしない
親不孝者でゴメンナサイ
でもあの町には
帰りたくない
私が出身地をハッキリ
名乗りたくないのも、
主にこの子供の頃の
トラウマが原因だ。
(追記)
私は今3匹の猫に
囲まれて、大阪人と
楽しく暮らしている
もしも今、同じように
理不尽な嫌がらせで
苦しんでいたら、
どうか危険から逃げて
生き延びて欲しい。
悪いやつは自分が得する
ためだけに平気で人を
傷つけて来るし、理由も
でっちあげてくる。
自分や、自分の子供が
同じ目に遭ったら、とは
考えた事も無い。
たとえ正当な理由が
あっても、人を傷つける
のは犯罪だという事を
理解してないような
クズどもに反撃して
自分が犯罪者になる
のも馬鹿らしいし、
人生を棒に振る
必要はない。
そいつらと一生一緒に
暮らすわけじゃない。
そういう人がいない所
まで逃げればいい。
そんなやつらのために
自分が逃げなくては
いけないのは、少し
腹立たしいけど、
殺されるよりマシだ
絶対に死ぬな
今は子供で、無力で、
新しい場所で、仕事で
ひとりで生きていける
自信が無くて、
踏み出せないかも
しれないけど
今より状況が悪くなる
事なんて、ほぼ無いし
居心地のいい場所に
たどり着くまで、
人生とことん
逃げたっていい
だから、どうか
生き延びて